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Linux初期設定

作成日時:2018/04/01

更新日時:2018/04/01

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管理用の一般ユーザーを作成する

rootで作業を行うのはセキュリティ上良くないため、管理を行う一般ユーザーを作成し、基本的にそのユーザーで作業を行います。

ここでは「pginrto」というユーザーを作成します。

# useradd pginrto

作成したユーザー「pginrto」のパスワードを設定する

# passwd pginrto

管理用の一般ユーザーでルート権限でのコマンド実行を行えるようにする

指定ユーザーでコマンドを実行できるsudoというコマンドがあります。

sudoが実行できない場合、パスワードを入力しても以下のような表示が出て正常に実行できません。

$ sudo cat /etc/ssh/sshd_config
[sudo] password for adm:
adm is not in the sudoers file.  This incident will be reported.

ルート権限が必要になった場合にこのコマンドを使用してルート権限でコマンドを実行できるようにするため、sudoの設定を変更します。

sudoコマンドの設定ファイルは「/etc/sudoers」にあり、編集用のコマンドに「visudo」があります。

以下のコマンドを実行で「/etc/sudoers」の編集状態に移ります。

# visudo

このファイルに追加したユーザー用の設定を追記、または以下の設定がデフォルトで記述してあるので以下の設定を使用してsudoを実行できるように設定します。

ここでは以下の設定を使用するため、記述が無い場合は追記、先頭に「#」が付いている場合は無効化されているため「#」を削除して保存します。

[ユーザー名(%から始まる場合はグループ名)] [ホスト名] [どのユーザーとして実行するか:どのグループとして実行するか] [実行できるコマンド]

%wheel  ALL=(ALL)     ALL

作成したユーザーの所属グループを確認

# groups pginrto
pginrto : pginrto

作成したユーザーの所属グループにwheelを追加

# usermod -aG wheel pginrto

作成したユーザーの所属グループを再確認

# groups pginrto
pginrto : pginrto wheel

historyコマンド実行時に実行した日時も表示する

「.bashrc」に「HISTTIMEFORMAT」を定義する

strftimeのフォーマットを指定する

HISTTIMEFORMAT="%F %T "
変数引数に設定可能な値デフォルト値説明
HISTFILEファイルパス~/.bash_historyコマンド履歴を保存するファイルを指定する
HISTFILESIZE数値500コマンド履歴ファイルの保存件数
HISTSIZE数値500コマンド履歴保存件数
HISTTIMEFORMATstrftimeフォーマットの日時-strftimeのフォーマットで日時の書式を指定する
HISTCONTROL
  • ignorespace
  • ignoredups
  • ignoreboth
  • erasedups
-
  • ignorespace - 空白文字で始まるものは保存しない
  • ignoredups - 履歴リストに登録されているものは登録しない
  • ignoreboth - ignorespaceとignoredupsの省略形
  • erasedups - コマンド保存前に履歴リストから同じ行を全て削除する

ログイン時に読み込まれる全ユーザー共通の設定ファイル

/etc/profile

ログイン時に読み込まれるユーザー固有の設定ファイル

~/.bash_profile

「~/.bash_profile」がない場合に読み込まれる

~/.bash_login

「~/.bash_profile」「~/.bash_profile」がない場合に読み込まれる

~/.profile