ls - ファイル及びディレクトリの情報を表示する
作成日時:2018/04/01
更新日時:2018/04/01
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書式
ls [オプション]... [ファイル]...
オプション一覧
表示内容 | ||
---|---|---|
パラメータ | 引数 | 説明 |
-a, --all | - | .から始まるファイルやフォルダも表示する |
-A, --almost-all | - | .から始まるファイルやフォルダも表示する(.と..は表示しない) |
--author | - | -lオプションと合わせて指定すると著者も表示する |
-b, --escape | - | 表示できない文字を8進エスケープ表示する |
--block-size=SIZE | KB 1000, K 1024, MB 1000*1000, M 1024*1024, and so on for G, T, P, E, Z, Y. | SIZEバイトブロックを使用します |
-B, --ignore-backups | - | ~で終わるファイルを表示しない |
-C | - | 列でエントリを一覧表示する |
--color[=WHEN] | - | 出力のカラー設定 |
-d, --directory | - | コンテンツの代わりにディクトリエントリーをリストし、シンボリックリンクを参照しない |
-D, --dired | - | Emacsのdiredモードのデザインで表示する |
-F, --classify | - | インジケータ(* / => @ |の1つ)をエントリに追加する |
--file-type | - | -Fとほぼ同様だが*は付けない |
--format=WORD | - | 出力フォーマットを指定する |
--full-time | - | -lと--time-style=full-isoを指定した場合と同様の表示 |
-g | - | -lと同様の表示で所有者は表示しない |
--group-directories-first | - | グループディレクトリを先頭に表示する |
-G, --no-group | - | 長いリストではグループ名を表示しない |
-h, --human-readable | - | -lオプションと合わせて指定するとサイズに単位をつけて表示する(1024) |
--si | - | -lオプションと合わせて指定するとサイズに単位をつけて表示する(1000) |
-H, --dereference-command-line | - | follow symbolic links listed on the command line |
--dereference-command-line-symlink-to-dir | - | - |
--hide=PATTERN | - | PATTERNにマッチしたものは表示しない |
--indicator-style=WORD | - | 指定スタイルのインジケータを末尾に表示する |
-i, --inode | - | 各ファイルのインデックス番号を表示する |
-I, --ignore=PATTERN | - | PATTERNにマッチしたものを無視する |
-k | - | --block-sizeオプションに1Kを指定した場合と同様の表示 |
-l | - | 詳細リスト形式を表示する |
-L, --dereference | - | シンボリックリンクのファイル情報を表示するときはリンクそのものではなくリンク参照先のファイル情報を表示する |
-m | - | 項目のリストをカンマで区切り、一行に詰め込む |
-n, --numeric-uid-gid | - | -lオプションと同様の表示で所有者とグループをIDで表示する |
-N, --literal | - | print raw entry names (don't treat e.g. controlcharacters specially) |
-o | - | -lオプションと同様の表示でグループ情報を表示しない |
-p, --indicator-style=slash | - | - |
-q, --hide-control-chars | - | 表示不可能な文字を ? に置き換える |
--show-control-chars | - | 表示不可能な文字をそのまま表示 (プログラムが`ls' でなかったり出力が端末でない場合の初期状態) |
-Q, --quote-name | - | ファイル名をダブルクォート(")で囲む |
--quoting-style=WORD | - | 項目名のクォートに WORD 文字を使う: |
-R, --recursive | - | サブディレクトリも再帰的に表示する |
-s, --size | - | 割り当てられた各ファイルのサイズをブロック単位で出力する |
--time=WORD | - | with -l, show time as WORD instead of modification time: atime -u, access -u, use -u, ctime -c, or status -c; use specified time as sort key if --sort=time |
--time-style=STYLE | - | with -l, show times using style STYLE: full-iso, long-iso, iso, locale, +FORMAT. |
-T, --tabsize=COLS | - | タブ幅を指定する |
-w, --width=COLS | - | 現在の値の代わりに指定した値をスクリーン幅として仮定する |
-x | - | 項目を行で表示する |
-1 | - | 1行に1ファイルのみ表示する |
ソート | ||
---|---|---|
パラメータ | 引数 | 説明 |
-c | - | -ltを使用すると:ctimeを表示し、そうでない場合は名前でソートします:sort by ctime(ファイルステータス情報の最終変更時刻)それ以外の場合はctimeを表示し、名前でソートする:sort by ctime |
-f | - | ソートを行わない |
-r, --reverse | - | ソートを逆順にする |
-S | - | ファイルサイズでソートする |
-t | - | 変更時間でソートして表示する |
-u | - | -ltと合わせて指定するとアクセス時間を表示しアクセス時間でソートして表示する。-lと合わせて指定するとアクセス時間を表示し、ファイル名でソートする |
-U | - | ソートしない |
-v | - | 自然順でソートする |
-X | - | 拡張子のアルファベット順にソートする |
--sort=WORD | - | sort by WORD instead of name: none -U, extension -X, size -S, time -t, version -v |
SELinux | ||
---|---|---|
パラメータ | 引数 | 説明 |
--lcontext | - | セキュリティコンテキストを表示する |
-Z, --context | - | セキュリティコンテキストを表示する(表示するのはモード、ユーザー、グループ、セキュリティコンテキスト、ファイル名) |
--scontext | - | セキュリティコンテキストを表示する(セキュリティコンテキスト、ファイル名) |
コマンド情報 | ||
---|---|---|
パラメータ | 引数 | 説明 |
--help | - | ヘルプを表示する |
--version | - | バージョン情報を表示する |
-l
ファイルタイプとパーミッション ファイルへのハードリンク数 所有者 所有グループ サイズ 保存日時 ファイル名
[user@host ~]$ ls -l 合計 8 drwxrwxr-x 2 user group 4096 11月 23 22:45 2017 Directory -rw-rw-r-- 1 user group 0 11月 23 22:48 2017 EmptyFile -rw-rw-r-- 1 user group 5 11月 23 22:29 2017 TextFile
drwxrwxrwxの1文字目
- | ファイル |
d | ディレクトリ |
l | シンボリックリンク |
p | FIFOファイル |
b | ブロックデバイス |
c | キャラクタデバイス |
s | ソケットファイル |
2文字目から4文字目はファイルの所有者に対する権限を表し、
5文字目から7文字目はファイルの所有グループに対する権限を表し、
8文字目から10文字目はその他に対する権限を表しています。
r | 読み取り |
w | 書き込み |
x | 実行 |
- | 権限なし |
-d
ホームディレクトリ以下に空のディレクトリTestがあった場合、lsコマンドにTestを指定した時Testディレクトリ内の情報が表示されますが、-dオプションも指定するとディレクトリ自体の情報が表示されます
[user@host ~]$ ls -l Test 合計 0
[user@host ~]$ ls -ld Test drwxrwxr-x 2 user group 4096 11月 24 01:50 2017 Test/
-F
末尾に識別子をつけて表示する
[user@host ~]$ ls -F
識別子 | 説明 |
---|---|
/ | ディレクトリ |
* | 実行ファイル |
@ | シンボリックリンク |
= | ソケット |
| | FIFOファイル |
--format
引数 | 説明 |
---|---|
across | -x |
commas | -m |
horizontal | -x |
long | -l |
single-column | -1 |
verbose | -l |
vertical | -C |
--time-style
引数 | 説明 |
---|---|
full-iso | - |
long-iso | - |
iso | - |
locale | - |