Apache
作成日時:2018/05/18
更新日時:2018/05/18
スポンサーリンク
ログファイル
以下ディレクトリに各種ログファイルが格納されています。
/var/log/httpd/
また、以下が「/var/log/httpd」へのシンボリックリンクになっているため、こちらでもログファイル格納ディレクトリにアクセス可能です。
/etc/httpd/logs/
設定ファイル
/etc/httpd/conf/httpd.conf
以下コマンドのいずれかで設定ファイルの構文チェックが行えます。
$ apachectl configtest $ apachectl -t $ httpd -t
設定ファイルに設定可能な項目一覧表示
$ httpd -L
設定ファイルに記述可能なディレクティブ
設定ファイルに以下のディレクティブを設定することにより、動作を変更可能です。
設定ファイルに記述が無い場合はデフォルトの設定値が適用されます。
ディレクティブ | 説明 |
---|---|
Timeout | 通信のタイムアウト秒数を指定します。 デフォルト値:300 Timeout 300 |
KeepAlive | HTTP接続の持続有効化を指定します。 引数にはOnまたはOffを設定。 デフォルト値:On |
MaxKeepAliveRequests | KeepAliveが有効な場合の許可リクエスト数を指定します。 デフォルト値:100 |
KeepAliveTimeout | 持続的な接続で、接続を閉じるまでのタイムアウト秒数を指定します。 デフォルト値:5 |
Listen | サーバがlistenするIPアドレス、ポート番号を指定する |
User | リクエスト応答の際に使用するユーザを指定します。 ユーザ名または、#の後にユーザ番号で指定可能です。 |
Group | リクエスト応答の際に所属しておくグループを指定します。 グループ名または、#の後にグループ番号で指定可能です。 |
ServerAdmin | エラーメッセージ等でクライアントに返す問い合わせアドレスを設定します。 メールアドレスまたはURLを指定可能です。 デフォルト値:root@localhost |
ErrorLog | エラーログの格納先を指定します。相対パスの場合はServerRootからの相対パスとしてみなされます。 デフォルト値:logs/error_log |
LogLevel | エラーログへ記録するメッセージの冗長性を指定します。 引数には以下の値が設定可能です。
|
ServerRoot | サーバが存在するディレクトリを設定します。他の設定の相対パスはこのパスからの相対パスになります。 |
ServerTokens | 応答ヘッダに含める情報を設定します。 指定可能な値は以下
|
ServerSignature | エラーページなどのフッターの表示設定を行います。 指定可能な値は以下
|
Options |
|
PidFile | デーモンのプロセスIDを記録するファイルの設定を行います。 デフォルト値:logs/httpd.pid |
Alias |
|
ScriptAlias |
|
AddIcon | FancyIndexingが有効な場合に表示するアイコンを設定する |
AddIconByType | FancyIndexingが有効な場合に表示するアイコンを設定する |
AddIconByEncoding | FancyIndexingが有効な場合に表示するアイコンを設定する |
DefaultIcon | FancyIndexingが有効な場合に表示するアイコンが設定されていなファイルに表示するアイコンを設定する |
LogFormat | ログファイルの書式を設定する |
CustomLog | ログファイル名と書式を設定する |
設定ファイルに記述可能なセクションコンテナ
セクションコンテナでディレクティブを囲うことにより、ディレクトリやファイル等の条件を指定可能です。
セクションコンテナ | 説明 |
---|---|
<Directory> | 指定ディレクトリとそのサブディレクトリのみに適用する |
<IfModule> | 指定モジュールが含まれているかどうかによってスコープないの設定を適用するか |
起動スクリプト
/etc/rc.d/init.d/httpd
「/etc/init.d」が「/etc/rc.d/init.d」へのシンボリックリンクになっているので以下でも動作します
/etc/init.d/httpd
httpd起動
/etc/rc.d/init.d/httpd start
httpd停止
/etc/rc.d/init.d/httpd stop
httpd再起動
/etc/rc.d/init.d/httpd restart
serviceコマンドでも同じスクリプトを起動します
httpd起動
service httpd start
httpd停止
service httpd stop
httpd再起動
service httpd restart
テストページ
/etc/httpd/conf.d/welcome.conf
最初に設定すべき項目
応答ヘッダの情報を最小限にするため、設定ファイルの「ServerTokens」を「Prod」にする
エラーページなどのフッターの表示を消すため、設定ファイルの「ServerSignature」を「Off」にする
ディレクトリにアクセスした場合、ディレクトリ内の一覧を表示させないように「Options」の「Indexes」を無効にする
「ホスト/icons/README」が閲覧できてしまう状態なのを解消するため、以下の部分をコメントアウト
Alias /icons/ "/var/www/icons/" <Directory "/var/www/icons"> Options -Indexes MultiViews FollowSymLinks AllowOverride None Order allow,deny Allow from all </Directory>